堀米雄斗が世界デビューを果たし、ディラン・リーダーが他界し、ブランドが消滅したり誕生した、…
──SLIDER × VHSMAG 2016 RECAP
2009年12月に創刊したSLIDERもついに29号目を迎え、2017年で8年目に突入ということになります。VHSMAGが発足したのは、SLIDER創刊の約1年後の2011年3月。それ以来、SLIDERとVHSMAGの協力体制を築き、これまでに紙とオンラインによるメディアコラボレーションを行ってきました。SLIDERでは写真で、VHSMAGでは主に動画で。与えられたテーマや題材を、できる限り効果的な形で読者やビューワーに伝えるという試みを続けてきたわけです。
前回のSLIDERコラムでも、「“もう紙媒体の時代じゃない”とWebで再興を願う人たちの思考は謎。Webメディアなんて今ではありきたりなもので新しくもなんでもないし、紙メディアは古臭いもので見るに値しないかといえば、そうでもありません。大切なのはメディアの価値や共感度。そのメディアが発信する情報の価値や、メディアが目指す先であったり編集者たちの信念に共感できるかどうかが重要なのではないかと思っております」とありましたが、その通りだと思います。SLIDER並びにVHSMAGが、その言葉通りの価値あるメディアとして捉えられ、スケーターやスケートカルチャーが好きな人たちに受け入れられているかどうかは各々の解釈に委ねるしかありませんが、無数に飛び交うスケート情報を確かな目でキュレーションし正確な情報を伝える、一次コンテンツとして国内外のスケート事情をグローバルに発信する、そして、日本と世界のスケートコミュニティの間に空いたギャップを埋める、という信念とパッションは変わらず持ち続けていると自負しております。
2016年もそろそろ終わりに向かっていますが、今年は実にさまざまなスケートニュースがありました。数え切れないほどのフルレングスビデオがリリースされ、堀米雄斗が世界デビューを果たし、ディラン・リーダーが他界し、ブランドが消滅したり誕生したりしました。まさに激動の1年。ということで、今回はそんな2016年から、SLIDERとVHSMAGがタッグを組んだり情報を共有したりしながら制作したコンテンツを振り返ってみたいと思います。2017年も、確かな目線で素晴らしいスケート情報をお届けしていきたいと思っておりますので、引き続きSLIDERとVHSMAGをよろしくお願いいたします。
--MK
オンラインパート“LIFE HACK”の撮影のために東京を訪れたダリル・エンジェルの舞台裏。SLIDER 26号では「DARYL ANGEL in TOKYO」と題した記事を掲載。
adidas Skateboarding『Away Days』の撮影の追い込みで来日した際の撮影をアテンド。SLIDER 27号では「サイラス&デニス『Away Days』九州ツアー」を掲載。
5月末に湘南・辻堂海岸にミニランプを設置し行われた“Holiday Skate Jam 2016”。その模様はSLIDER 27号でも掲載。
Vansのブランド設立50周年を記念してレイ・バービー、トニー・アルヴァ、スティーブ・ヴァン・ドーレンが来日。SLIDER 28号で「VANS 50TH ANNIVERSARY」という記事を掲載。
STÜSSY JAPAN本社のプライベートプールでのスケートセッションと原宿で開催されたアートショー“ON MY WALL”。SLIDER 28号で「LANCE MOUNTAIN & LEGENDS AT I.S.T BACKYARD POOL」という記事を掲載。
毎年恒例のSLIDERツアー企画。その模様はVHSMAGで“MOTHER LAKE”と題したミニビデオとして公開され、SLIDER 28号では素晴らしい写真でツアーの様子をカバー。
HUFによるCity Japan Tourで来日したオースティン・ジレットのインタビュー。発売されたばかりのSLIDER 29号ではツアーの舞台裏の記事「HUF CITY JAPAN TOUR」が掲載。
船登 晃のオンラインパート。SLIDER 29号では「LOWKEY」と題した特集記事でインタビューとライディング写真が掲載。
新たに始動したスケートカンパニー、SLDのイントロビデオ。SLIDER 29号の「LOWKEY」でディレクター兼ライダーのイトシンのインタビューを掲載。