世界には本当に好きモノなスケーターがいる。ということを改めて首を上下…
──DEBRIS

　世界には本当に好きモノなスケーターがいる。ということを改めて首を上下して納得させられる作品の登場。タイトル名は『DEBRIS』。意味がよくわからないのでググってみると「岩屑、ゴミ、瓦礫」とかそういった意味合いらしい。いかにもそんな感じと言っては失礼かもしれないけど、自分たちの立ち位置と滑りのスタイルを自虐的に表現したユニークなタイトルだと思う。肝心な滑りの方はというと、アレレって人も若干数名いますが、みなさん基本的に上手です。中でも気になったのが、とにかく片足つけるのが大好きなキャシー・コペンハーバー。ノーコンプライのバリエーションのコンボをネクストレベルへと引き上げています。街の断片（Debris）をここまで使いこなせるスケーターは最近だと彼がNo. 1だと思われます。そして作品のトリを務めたパット・ギャラハーのパートは文句なしの出来栄え。滑りのレベル、トリックのセンス、どれもグレイトです。