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ADIDASが展開するSUPERSTARにフォーカスしたツアーで来日したジェン・ソト。撮影前の朝、静かなホテルのロビーで笑顔を浮かべながら取材に応じる姿が印象的だった。今回のツアーで撮影されたクリップで構成される映像作品がどのような仕上がりになるのか。期待が高まるばかり。
──JENN SOTO / ジェン・ソト

2024.12.10

[ JAPANESE / ENGLISH ]

Photos_Takuya Izumi
Special thanks_adidas Skateboarding

 

VHSMAG(以下V): 東京へようこそ。今回で2度目の来日なんだよね?

ジェン・ソト(以下J): そう、2回目。今回のツアーはいい感じに進んでいると思う。10点満点で12点ってところかな(笑)。スポットで与えられた時間は5分とかしかないからこそ、みんなが集中しているのを見るのは本当にクールだったよ。バンを飛び出して速攻でトリックをゲットするんだ。東京はクリップをゲットするのが難しいから、撮れる度にそのありがたさが増すね。

V: ちなみに東京行きのフライトに乗り遅れたの?

J: そうなんだよ…。いや、前のツアーで本当に疲れててさ。上海の後にニューヨークにも行ったんだけど、もう脳みそが疲れすぎて予定を読み間違えちゃった。でも間に合って良かったよ。飛行機から降りてそのまま荷物を持ってデモに直行したんだ。そんなこと今までなかったけど楽しかったよ。なんとかうまくいったね。

V: 今回のジャパンツアーについて教えて。これはSuperstarのツアーなの?

J: そう、Superstar。今回は黒地に白いストライプのモデルにフォーカスしてるんだ。このシューズは本当にかっこいいし、みんなが履いてるのを見るのも面白い。下を見たらSuperstarが20足とか並んでる。Superstarがテーマのビデオも作ってる。

V: これまでのツアーで一番記憶に残っていることは?

J: いろんなトリックが連発したからひとつに絞るのは難しいな。でもスケート以外なら、個人的に一番好きなのはみんなでバンに乗って音楽を流して一緒に歌ってるときだね。たくさん旅はするけど、全員が同じ場所に住んでるわけじゃないから。こうやって仲間と過ごせる瞬間があると本当にテンション上がるんだ。音楽が流れて、ライトが点滅し始めて、みんながラップしたり歌ったり…最高のヴァイブスだよ。

V: 昨年、Thunderのパートが公開されたよね。あれが最新のもの?

J: まあ、そうだね。でもあれは個人的には「パート」って感じじゃなくて、あちこちで撮りためた映像をまとめただけだったんだ。だから「とりあえずプロジェクトとして出そう」ってなった。でも今、新しいのを準備してるところ。もう少しで仕上がりそうで、これは自分がちゃんと「これが自分のパートだ」って胸を張って言えるものになると思う。これをリリースするのが本当に楽しみだよ。

V: 公開日とかは決まってるの?

J: 個人的な目標としては、新年を目指してるんだ。でももうすぐホリデーシーズンだし、フィルマーたちにも家族や用事があることは尊重してるから、年内に何とか撮影ツアーをいくつか実現させたいと思ってる。バンガーが必要なんだよね。エンダーとか、そういうやつ。

V: Thunderのエディットで印象に残っていることは?

J: パリとバルセロナで撮った映像が入ってて、それは自分的にもテンションが上がったね。LAも大好きだけど、他の国の景色ってやっぱり特別なんだ。だから海外で映像を撮れるときは、いつもめちゃくちゃうれしいんだよ。

 

V: ではadidasと一緒に取り組んだプロジェクトで一番印象に残っているものは?

J: 数年前にadidasのCMに出演したんだけど、そのとき自分がメインの役割をもらったんだ。それでファレルやゴンズと一緒に過ごせたりして…。ジョナ・ヒルが監督を務めた作品で、みんなに会えたのが本当にクールだった。あんな大物たちが集まる環境にいたことなんてなかったからね。しかも実際に会ってみると、みんな本当に謙虚で素晴らしい人たちだった。あれが間違いなく自分にとってのハイライトだと思うな。

 

V: それはかなり「ロサンゼルス」って感じがするね。

J: そうだね、まさに全体が大掛かりなプロダクションだったよ。マライア(・デュラン)も来てたし、自分専用のトレーラーがあって、いろいろと世話をしてくれる人がいたんだ。「自分で水くらい開けられるし、これも自分でできるよ」って言っても、絶対手伝ってくれるんだよね。そんな扱いを受けるのは慣れてなかったから、間違いなく大きな出来事だったね(笑)。

V: スケート以外でハマっていることは?

J: ゲームも好きだけど、気分転換になるのは料理だね。本当に料理が好きなんだ。親友のサム・ナルヴァエズがadidasのライダーでもあるんだけど、彼女はめちゃくちゃ料理が上手なんだ。スケートを終えた日には、互いに目を合わせて「さて、今日は何を作る?」って感じで話して、買い物に行って音楽をかけながら料理をする。そういう時間が最高なんだ。

下を見たときにSuperstarが目に入るとテンションが上がる

V: お気に入りのadidasのシューズは? 今回のツアーがSuperstarだからってSuperstarって言う必要はないよ(笑)。

J: いや、ベタかもしれないけど、Superstarが本当に好きなんだよね(笑)。インスタのクリップを見ればわかると思うけど、白地に黒いストライプのSuperstarをいつも履いてる。最近はSuper Skateにもハマってるね。ルックスが好きだし、ハイカットだから安心感がある。でもやっぱりSuperstarが好きだな。スケートで大事なのは自信だと思うんだ。その日の服装がしっくり来てると、トリックも調子良く感じられることがあるからね。下を見たときにSuperstarが目に入るとテンションが上がるんだ。

V: もし自分のシグネチャーシューズやコレクションをデザインできるとしたら、どんなものにする?

J: それは難しいな。影響を受けているものがたくさんあるからね。洋服が好きだけど、やっぱり夢はシューズを作ることだと思う。タイショーンがバスケットボールの要素をスケートに取り入れたのがすごくいいなと思ってて。自分もその方向性を選ぶかもしれない。

V: スケートのおかげで世界中を飛び回る生活をしてるけど、今の自分の状況についてどう感じてる?

J: 毎日、「これって本当にすごいな」って思う瞬間があるんだ。スポットに行って、たとえばヘイターやドレの圧巻の滑りを間近で見られるなんてね。サイラスなんてSOTYだよ? 「同じバンに乗ってるなんて信じられない。マジでヤバい!」って思うよ。そしてみんな本当にいい人なんだ。素晴らしいことだよ。スケートに本当に感謝してる。スケートがなかったら自分がどこにいたか想像もできないよ。

 


Jenn Soto
@jennsoto

1996年生まれ、ロサンゼルス在住。スムースなスケーティングで注目を集め、現在は自身のビデオプロジェクトを進行中。グッドヴァイブス満開。

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