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SLAM誌のオーストラリア版SKATER OF THE YEARに選ばれたローム・コリヤー。昨年リリースしたVANSとTHUNDERのパートの舞台裏について話を聞いた。
──ROME COLLYER / ローム・コリヤー

2025.04.25

[ JAPANESE / ENGLISH ]

Photo_Waguri
Special thanks_Vans Japan

VHSMAG(以下V): 昨年の活躍でSlam誌のSOTYを受賞したけど、そのニュースを聞いたときの気持ちは?

ローム・コリヤー(以下R): かなりうれしかったよ。驚きが一番だったかな。普通にメルボルンでストリートスケートしてて、前にSlamの表紙を飾ったスポットに行ったんだ。そしたら仲間が集まってて、トロフィをサプライズでくれたんだよ。マジで最高な雰囲気だった。

V: ThunderとVansでパートを出したけど、どっちが受賞に繋がったと思う?

R: よくわからないけど、やっぱりThunderのパートが大きかったんじゃないかな。あのパートでSlamのインタビューもあったし、掲載された写真もそのパートのものが多かったし。さらにその号の表紙も飾ったから。実際にふたつパートを残してインタビューもあったからSOTYを獲れるかもなって思ってたけど、正直すべてがうまくいった結果だと思う。

V: ロームにとってSOTYの重要性は? 過去の受賞者を見るとヤバいスケーターばかりだね。

R: オレにとってSOTYはすごく意味がある。SlamのSOTYをもらえて本当に感謝してる。子どもの頃からの夢だったと言ってもいいかもしれない。歴代の受賞者がSlamのSOTYを獲るのを見て「オレもいつか」って当時は思ってたんだ。


 

V: では昨年のふたつのパートについて。Vansの『 Petals』とThunderのパートを比べて感じる違いは?

R: Thunderのパートはほとんどオーストラリアの映像で、シドニーとメルボルンがメインだった。一方で『Petals』はツアーが多かった。APACクルーといろんなところに行って楽しい時間を過ごしたよ。『Petals』の撮影は2023年から始めたと思う。マレーシアにも行ってそこで結構映像を撮ったんだ。それがパートの雰囲気を決めた感じかな。最初はツアーの映像を集めてモンタージュにする予定だったけど、みんないいフッテージを量産できたからフルビデオを作ることになった。そしてそれぞれのスケーターがパートを担当することになったんだ。だからThunderはオーストラリア中心で、『Petals』はアジアを旅して撮ったっていう違いが大きいね。

V: 『Petals』のパートで特に印象に残ったトリックは?

R: 一番印象に残ってるトリックはクアラルンプールでのBs 180ノーズグラインドかな。それまであのトリックをトライしたなかで一番でかいハンドレールだったし、メイクした感触が最高だった。あれは2回目のクアラルンプールで、パートを締めくくるエンダー級を撮る予定だったんだ。だからあのトリックは本当に特別だった。


 

V: ではThunderのパートは?

R: Thunderパートだと、最後の5-0か最後から2番目のキックフリップバックリップかな。あのスポットは「ソーセージ」って呼んでるんだけどね。5-0は時間がかかったけどかなり気持ちよかった。キックフリップバックリップも結構満足してるね。

V: 個人的に好きなのは最初のトリック。あのスポットはかなり人通りが多そうだったね。

R: そう、あのスポットはメルボルンの中心にある大聖堂で、大勢が歩いてるシーンは結婚式があったからなんだ。あそこはいつも結婚式が行われてて人通りが多いんだ。撮影の日もかなりの団体が通り過ぎるのを待たなきゃいけなくて。でも中世っぽい雰囲気があってロケーションがいい。実はハンドレールをグラインドした人はまだいなかったんだ。ステアをオーバーしたりファイアクラッカーしただけで、レール自体には誰も手をつけてなかった。うまくいってよかった。まあ、下にある大きな柱にぶつかりそうだったけど(笑)。

今の若いスケーターにも、昔のビデオを観てカルチャーとか歴史とか、OGやGOATたちのことを知ってほしい

V: ロームのスタイルは時間とともに変化したと思うけど、地元の環境や仲間から影響を受けたと思う?

R: 小さい頃から最大の影響は父親だと思う。父はサーフィンをしてて、オレが生まれたときは海の近くに住んでたんだ。それからニューカッスル近くに引っ越して、父も若い頃スケートしてたから、海から離れた後はスケートがサーフィンの次の楽しみになったんだ。2、3歳のときに初めてスケートボードを買ってもらって、それからずっとハマってる。父親と一緒にスケートビデオを観まくったし、特にデニス・ブセニッツやシェーン・クロス、それにVolcomの『Let’s Live』にはかなり影響を受けた。

V: 最近の若い世代はスケートビデオを観ないし、スケート史にも興味がないって聞くけど。

R: そうだね、オレが育った時代は…まあ、まだ育ってる途中だけど、オレが育ったのは興味深い時代だと思う。テクノロジーとソーシャルメディアがスケートに本格的に入ってきた時代。でも昔のスケートビデオを観て歴史を学べたのは良かったと思ってる。今の若いスケーターにも、昔のビデオを観てカルチャーとか歴史とか、OGやGOATたちのことを知ってほしいね。

V: では最後に、今年予定していることとか楽しみにしてることは?

R: 昨年Red Bullに加入して、ビデオプロジェクトを進めてるんだ。それと今年後半にリリースされるVolcomの新しいビデオにも出る予定でそれも楽しみ。もしうまくいけばVansやDeluxeとまた何かできたらいいなと思ってる。

 

Rome Collyer
@romecollyer

2006年生まれ、オーストラリア・ニューカッスル出身。幼い頃に培ったスキルを武器にSlam誌のSOTYを受賞し、OZスケートシーンにおける歴代の偉大なスケーターのひとりに。

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  • MAGICAL MOSH MISFITS