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結果オーライ!
──チョリ〜ッス

2024.10.18

 どんもチョリ〜ッス。仕事もお休みの日曜日、仲間と連れ立って田町のスケート広場へ。いたってシンプルなそこでは集中してスケートにのめり込むことができます。あの高いボックス(言うても40cmくらいか)でいつものトリックを動作確認。これで手こずってしまうようなことがあればちょっと悲しい。ワンチャン個人的NBDトリックをメイクできれば最高。なんだかんだ久しぶりに行く田町に前日から意気揚々…のところがなんと、仲間の当日キャンセルにより意気消沈。ひとりで行きゃいい話なんですが、結局家でだらけてしまい18時クローズを考えると時間的に断念。なんだかもったいない、なんだか後ろめたい日曜日のはじまりはじまり。
 ということでその代案として、ちょうど探していたものもあったのでレコ屋で音源を漁りに出かけてみたのです。レコ屋に入るやいなや、スケートボードを持った人が目の前に。見上げると知らない顔、ちょっと年上に見える外国人風の方だったんですが、自分と目が合うとニコッと会釈をしてくれました。そしてグータッチ。それくらいで特に話すでもなく、その外国人は店を出て行かれました。ちょっと嬉しい、日曜日の夕方。
 思えばまったく赤の他人でも、スケーターを見かけた時には会釈をし、時に声をかけてみたりグータッチをするっていう文化もだいぶ薄れてしまったものです。それはまだスケートシーンも今と比べてかなり小さく、したがってスケートコミュニティも小さく、「スケーターってだけで同類、仲間!」っていう一昔前の時代のものだったのかもしれません。今や道路をプッシュしてて、遭遇したスケーターに「チョリ〜ッス」な感じで通りすがりざまに声をかけてみると、ポカンと驚かれることもあるのです。そんなもんだから、たとえば電車の同じ車輌で見ず知らずのスケーターと遭遇しても、目を合わすか合わさまいか、相手の出方を伺ってみてはソワソワしてしまう…そんな自分がいたりします。スケートシーン、コミュニティがすっかり大きくなってしまった結果の、影の部分とも言えますでしょうか。そんなことはお構いなしに、同類、仲間であるはずの見ず知らずのスケーターにも気さくにチョリッスできていた過去の自分に戻りたいってもんだぜ。
 ちなみにちょっとした自慢なんだけどイイすか? コロナ前の出来事なんですが、何かの用で友達と待ち合わせをしていた、渋谷のタワレコ前。ちょっと早く着いた僕はデッキを持ち友達を待っていたら、歩いている外国人と一瞬目が合いました。「Oh, Skateboard!」ってグーサイン&ウィンクを投げてきたんですが、なんだか知っている顔…「ジェイソン・ディルじゃねーっすか! じぇじぇじぇ!!」って開いた口が塞がる間もなく、彼は人通りの波へと消えて行きました。なんらスケーターの存在なんぞ珍しくもないご時世、ましてやお高く止まってても許されるほどの超一流スケーターがそこらの野良スケーターにわざわざ声をかけてくれるとは一体何事!? ディルマンさん、絶対いい人のはず。
 そんなことも思い出した、スケボーサボった日曜日。たまには身体を労ったってことでヨシ。ちなみにその翌日はすこぶる身体が軽く、ここ最近の中で最もスムースなスケートが出来たのでなおヨシ。チョチョチョチョリ〜ッス!

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 



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