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平成28年
──5年

2021.12.10

 「今のところ働き始めてもう5年目だよ…」とは某スケートアパレル関連の職場に勤めているスケーターの一言。そんな会話の場には同世代のスケート仲間が5、6人いたのですが、一同にしてOMG。というのも「時が経つのが早すぎる!」。これに尽きます。そりゃ子供の頃と比べると時間が経つのを早く感じてしまうものなのでしょうが、その友人も勤めてまだ2年くらいに感じていたので、過ぎていく時間の早さにざわついてしまったのであります。
 自分自身、ハタチそこそこの頃くらいまでは5年という時間は長いものだという認識でした。でも今では「ついちょっと前のこと」なんかが5年前だったりするのです。5年前といえば2016年。ざっくり思い出しながら事実を確認していくと、スケートシーンでも今だ記憶に新しい出来事だって多いのです。ブライアン・アンダーソンがゲイであることを公表し、それは新しい時代の幕開けという意味においてもシーンに衝撃を与えました。スケーティングとファッション両面においてカリスマであったディラン・リーダーが亡くなったのも5年前。JAWSことアーロン・ホモキがリヨンの25段ステアを飛び、歴史を塗り替えたのもこの年。またAsphalt Yacht Clubでの来日ツアー中には、道玄坂のレール越え2階からドロップオーリーも伝説となっております(来日中のトミー・匕ルフィガー氏がまさかのゲスト出演)。コリン・リード作のビデオ『Spirit Quest』が発表されると撮影・映像技術が話題になりましたし、村岡洋樹のパートも世界の玄人スケーターを唸らせました。そしてその年のSOTYはカイル・ウォーカーの手に。ここ日本のお茶の間の話題といえばSMAPの解散だったり「PPAP」「ゲス不倫」、巷にはiPhone片手にポケモンGOを楽しむ老若男女の姿が社会現象となりました。
 どうでしょう、これが5年前の出来事。思いついたものからざっとかいつまんだくらいですが、つい最近のことのように思いませんか? とは言え、5年は5年に変わりありません。思えばこの5年でスケートに目覚め(いい意味で)取り返しのつかなくなってしまった人だっていますし、地道に続けてきた活動に花を咲かせた人だっております。同時にしれっとシーンから消えた人やブランド、さらにはスポットも見てきました。前にしか進むことのない時間、次の5年も一瞬ですよ! 「時間が経つのが遅い」と今思っている少年少女も、5年後にはその早さに震えているかもしれません。わずか一瞬の5年で変わり行く人や世の中についてあらためて考えつつ、この1年を締めくくる準備にそろそろ取り掛かろうかと思うこの頃であります。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 





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