老いも若きも東も西も、最近ではSLAPPYが大人気のようです。まぁ知らない人はいないと思いますが要はアレです、駐車場なんかのタイヤ止めくらいのカーブにテールを叩かないで突っ込んでってグラインドやらスライドやらを楽しむやつです。基本的には'80年代後半に発達したトリックというか、スケートボードの楽しみ方のひとつです。これがまた最近激アツで、アメリカのThe Skateboard Mag誌は“Year's Best Comeback Trick”として、このSLAPPYを表彰しているほど。
このSLAPPY、何が楽しいかっていうと、脚力が衰え始めてニーハイレッジにリアトラックをかけるのが辛くなってしまい、カネにものを言わせて足回りを超軽量化してみたものの、それでもやっぱり出来ないという悲しい世代に、ふたたび夢と希望と、ついでに生きている悦びを与えてくれるのであります。
齢を重ねたことで、いわゆるおじさんスケートボーダーズは得てして経験に裏打ちされたスケートの知識が豊富です。それはトリックに関しても然りで、頭の中では実にさまざまなトリックのコンビネーションを想像して、悲しい現実と退屈な日常をなんとかやり過ごしています。食事や会話の最中に何やら人差し指と中指を怪しげに動かしている中年スケーターはその時、会話の内容や食事の味半分で、やりたいトリックを頭の中でトライしているという病的な側面を持っています。そんないい大人の危ない妄想を叶える可能性をSLAPPY系のトリックは持っているのです。
そんな僕も最近、近所に最高のSLAPPYスポットを発見し、毎週通って楽しんでいます。それはダブルサイドタイプのカーブで楕円形の切れ目なし、すべり具合もメタルコーピング並み、最高です。で、今ひそかにそこで狙っているトリックはハーフキャブからのフィーブルグラインド180アウトと、ハリケーングラインドの途中抜け。ニーハイレッジだったら夢も希望もない単なる願望で終わるところですが、SLAPPYはまだ僕に夢を見させてくれるのです。
このSLAPPY、何が楽しいかっていうと、脚力が衰え始めてニーハイレッジにリアトラックをかけるのが辛くなってしまい、カネにものを言わせて足回りを超軽量化してみたものの、それでもやっぱり出来ないという悲しい世代に、ふたたび夢と希望と、ついでに生きている悦びを与えてくれるのであります。
齢を重ねたことで、いわゆるおじさんスケートボーダーズは得てして経験に裏打ちされたスケートの知識が豊富です。それはトリックに関しても然りで、頭の中では実にさまざまなトリックのコンビネーションを想像して、悲しい現実と退屈な日常をなんとかやり過ごしています。食事や会話の最中に何やら人差し指と中指を怪しげに動かしている中年スケーターはその時、会話の内容や食事の味半分で、やりたいトリックを頭の中でトライしているという病的な側面を持っています。そんないい大人の危ない妄想を叶える可能性をSLAPPY系のトリックは持っているのです。
そんな僕も最近、近所に最高のSLAPPYスポットを発見し、毎週通って楽しんでいます。それはダブルサイドタイプのカーブで楕円形の切れ目なし、すべり具合もメタルコーピング並み、最高です。で、今ひそかにそこで狙っているトリックはハーフキャブからのフィーブルグラインド180アウトと、ハリケーングラインドの途中抜け。ニーハイレッジだったら夢も希望もない単なる願望で終わるところですが、SLAPPYはまだ僕に夢を見させてくれるのです。
--TH (Fat Bros)