勤め先が実施してくれる健康診断のため指定された病院へ出向き、程なくしてその診断結果が郵送されてきました。結果は概ね良好。30歳をとっくに過ぎ、いよいよ「アラフォー」という言葉も目の前にちらついてきたこの頃。トシっちゃトシなのですが身体に不具合を感じることもなく、またもともと身体は丈夫で健康という自負もあるのですが、診断結果を確認してようやく胸を撫で下ろした次第であります。他の同世代や従業員との比較をしたわけではないので客観的なデータはわかりませんが、10個ある項目のうち9個が「異常なし」のA判定、残る1個は若干視力が悪くB判定という結果は「至って良好」と言えるでしょう。診断結果の到着とほぼ時を同じくして、人知れず通っていた歯医者で虫歯の治療、ならびに過去の顔着が原因で死にかけていた前歯の治療も終了し、より健康な生活が送れています。特別健康に気を使った生活を心がけているわけでもないのですが、健康的な身体で日々仕事やスケートボードに勤しむことができる健康状態はできるだけ長く維持したいものです。そしてそんな身体に生んでくれた両親に感謝なのであります。
ふと同世代の仲間について考えてみると、20、25、30、35…と歳を重ねていくにつれ身体が1回りも2回りも大きくなってしまったり、心身の健康を損ねてしまう人も出てきます。同時にそれらへの懸念からか、もしくは社会的な機運か、より健康的な生活へシフトしていく人も歳を追うごとに増えているように思います。ひと昔前まで暴飲暴食、酒、タバコのみならずアレやコレやと摂取していた人も、過去の自分を諫めるかのように生活習慣を改善し、より健康的な生活を送っている人も少なくありません。また20代後半から30代にかけてそれまでのパーティ三昧の生活を見直し、一度置き去りにされかけたスケートシーンにカムバックを果たした海外のスケーターの姿だって、これまでインタビューなどを通して見てきました。どうやら僕らの年齢くらいで健康について考え始めるのは世界共通なのかもしれません。
「身体が資本」とはよく言ったもの。日々の暮らしはともかく、心身共に健康であってこそスケートボードも最大限に楽しめるのは言うまでもありません。「なくしてから健康であることの大切さに気がつく」とは誰もが何度も耳にしたことのある言葉でしょう。なくす前に大切にしたい健康生活。本来オフであるはずの土曜日に朝イチから健康診断に駆り出され、気怠さを感じつつも年に1度ぐらいは自身の健康を振り返る、そんな日があってもいいのかなと思う今日この頃でした。
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)