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下手の横好き
──ハイボール

2024.07.19

 おそらく両親からの遺伝なのでしょう、自分はお酒に強くありません。「飲んでりゃそのうち強くなる」ってのは残念ながら自分には当てはまらず、初めて飲んだDC(男子厨房)の頃から大して変わり映えもなく、現在でも少々の飲酒で顔を赤らめる次第であります。しかし、これもまた遺伝なのでしょう、飲酒すること自体はそれなりに好き。下手の横好きながら、居酒屋ではビール、コンビニ前のワンカンは茶割りといった感じで飲むことが多いっす。
 自宅でハイボールを作って飲むのがここしばらくの間のマイブームとなっております。きっかけは昨年行われたDickiesとウイスキーメーカーであるJamesonのコラボレーションを記念したイベント。自分は仕事としてその場にいたのですが、会場でフリーで振る舞われたJamesonのハイボールが妙に美味しく感じたのと、また帰り際に手土産に頂いたボトルのJamesonを自宅でハイボールにして消費し始めたところ、すっかりハマっちまったというわけです。
 個人的にもこのコラボレーションは胸アツでした。ことスケーターにとっては説明不要、Dickiesのパンツは自分も日々愛用中。定番モデルの874はもちろん、少し変わったモデルなんかも自分で見つけてきては穿いてみるのも楽しみのひとつだったりします。そんなDickiesと異色のコラボを果たしたのがアイリッシュウイスキーの大手であるJameson。Jamesonのウイスキーはアイリッシュパブにて覚えました。以前住んでいたアパートから近く、時々飲みに行っていたアイリッシュパブがあるのですが、ちょっと年上の常連のお兄さんお姉さんらがJamesonのウイスキーをマイボトルとしてお店でキープしておられまして。それがなんだか粋っぽくて、自分もかっこつけて真似してみたのは黒歴史というか、若気の至りっす。生活に余裕もないのにね。
 イベントにてJamesonをもらったことがきっかけとなり、国産・外国産問わず気になったウイスキーをあれこれ飲み比べてきたのですが、20代半ばで(強制的に?)身体に覚えさせたJamesonがやはり僕の口にはしっくりきます。決してチープな部類のウイスキーでないにもかかわらず、炭酸水含めて1杯あたり100円ちょいというコスパも魅力的。そんなこんなで原稿として残してみた次第であります。ちなみに英語では“Whisky” “Whiskey”と2種類の表記が存在します。ウイスキーの起源をめぐる違いで、前者はスコットランドをルーツとするもの、後者はアイルランドをルーツとするもの、という使い分けがあるようです。というわけで本日もハイボール、いってまいりま〜す!

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)
 




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