ゴールデンウィーク真っ最中! 「さすがに今年からはもうイイっしょ〜」的なヴァイブスで、コロナ前の活気が各地で見られます。3年に渡り行動が制限され、何かとサムいことも多かった世の中から脱出した感がありますね。特に都心部では人がごった返し、歩くのも一苦労な状態にストレスを感じつつ、平穏な世の中の再来を喜んだりもしています。スケーターのみなさまも普段じゃなかなか行けないような場所へとお出かけする方も多いかな〜と。
そんなお出かけ先の情報は、スマホひとつあれば簡単にチェックすることができます。インスタグラムのストーリーを覗けば「今現在どんな感じよ?」な情報もあらかた入手可能。それらを参考に行き先を選ぶこともあるはずです。それが当たり前となった今、ふと昔のことを思い出してみました。インターネットも普及したとはいえ現在ほど発達していなかった20年以上前の話。それを頼りに目的地の情報を得るなんて考えもありません。ことスケートボードにおいてはショップやパーク、スポットを見つけるのも人づてに聞く情報がほとんど。「あのあたりにショップがあるらしい、パークがあるらしい、コンテストやるらしい」って話は仲間からしか得られなかったはずなのに、それでもどうにかなっていたのです。どこからともなく入ってくる不確かな情報を頼りに足を運び、情報としてインプットし、また人にアウトプットする…そんな時代。
初めてスケシューを買ってもらったのも、「あそこらへんにショップができたらしい」との情報をキャッチしてからだったな。思うとそれは今や地元の老舗ショップとなったアポロ(SOMEHOW's AND APOLLO2)だったのですが、いかんせん情報量の少なさゆえにお店を見つけることができません。その「あそこらへん」で見つけたそれらしいお店はまた別のサーフショップで、そこに数足だけ置いてあったéSのスケシューをゲットするのがようやくって感じ。また人里離れたエリアに「ショップ&パークがあるらしい…」と聞いては友達の親に送ってもらうなんてこともありました。今考えると「そんな不確かな情報でよく目的地までたどり着いたものだ…」と思うわけです。もちろんそんな情報の少なさなのでそこでコンテストがあるって情報を掴むことができず、しばらく経った頃に観たビデオでその盛り上がりっぷりに悶絶したこともありました。まぁ、当時ってそんなもんだよね。
さてゴールデンウィーク、気になるお天気。目的地で雨が降るか降らないかって際どい場合なんてのは、現在進行形の情報は雨雲レーダーやライブカメラだけで判断できないこともあるはず。特にストリートスポットなんかじゃその情報はストーリーをチェックしてわかるものではありません。そうそう、最近とある学校で教壇にも立つスケーター&フィルマーの某氏は、目的スポット最寄りのコンビニに電話をかけ、現在進行形の天気の様子を入手していました。便利になった世の中で単純ながらつい見落としていたこの方法、ナイススケートライフハック!
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)