どういう経緯かわかりませんが、前任から引き継ぐことになったこのYo! Chuiも自分が原稿を書くようになって早7年が経っております。7年…ピッカピカの小学1年生も「厨二病」と呼ばれる年頃になっているわけですからねぇ。300本以上の原稿をこなしてきたことになりますが、実にあっという間、恐ろしや。「ムリな時は言ってね、対処できるから」と原稿を書き始めた当初から優しい声をかけてもらってはいるものの、Yo! Chui前任のハギシだって1度、身内の葬儀時を除いては毎週このコラムを更新しておられ、それを毎週楽しく読んでる自分がおりました。なので「自分もやすやすとは休めねぇな」と、欠かすことなく毎週更新してきたのであります。ぶっちゃけなかなか大変な作業ではあるのですが、かといって辞める理由もなければ潮時を感じたこともなく、「自分との戦い」ということにして、どうにか形になっているというわけです。
思えば文章を書くこと自体はそこそこ得意という自負はありました。学校で夏休みの絵日記や読書感想文なんかは超いい加減にやってきたのですが、ちゃんとした文章を書こうと思ったらできちゃう、そんな感じ。そんな練習してないのにノーリーヒール得意っす、的なノリ(オレはメイクしたためしがないけど)。きっとそれが自分がたまたま持ち合わせている、原稿を書き続ける上でのアドバンテージと言えるものなのでしょう。
普段これをご覧になられているスケーターの友人や時には見知らぬ方からも「文才あるね〜」なんてお褒めの言葉を頂くことも少なくないのですが、それだけはキッパリ否定しておこう。本当に文才があるのならライター業で上手くやっているか、このコラムも出版社の人らの目についていて、今ごろ書籍化され、印税収入ゲットで僕もVHSMAG事務所もハスリンしているはずだぜ(ないか、ね〜よな…)。
しかし同時に、「毎週Yo! Chuiを楽しみにしているぜっ!」という声を多く頂くので、それを栄養源として原稿が書き上がっていくのです(感謝)。アップロードされた原稿をチェックしてホッとするのも束の間、次の原稿へのネタ探しから始まり、ある程度構成が見えてきたところでようやく締切の時間と戦いつつPCに向かってひいこらひいこらと。なお原稿と共に用意しているYouTubeの素材に関しては原稿にマッチしたものが上手く見つかればラッキー、頭では再生できてる映像も「あれ、何のヤツだっけ?」と検索するのに苦労することもあります。テキトーに選ぶこともわりかしあるのですが、それが言葉遊びでチョイスしたりと…エニウェイ、その辺もジワってくれたりするとうれしい。ことスケートボードに関する知見はそう多く持ち合わせていないので(趣味の悪いゴシップなんかは大好き)、その中でやりくりしてるって感じなわけざます。スケートし、人と会って話すことでインスパイアを得たりしてどうにかなってるのです。
いつまで書き続けることができるかはわからない、はたまた不用意なこと書いて炎上騒ぎになるかもわからない、そんなところですが今後ともご愛顧くださいませ。
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)