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まさかの荒ターン超え!?
──OUR TURN

2021.04.23

 「満を持して」という表現が実に相応しい、なにやら最近話題のアレ。Ace Trucksがハイグレードなニューモデル、AF1をローンチしました。タイミングを同じくしてモンタージュビデオ“Our Turn”もオンライン公開。ノリに乗っているブランドだけに注目していた方も大勢いることでしょう。リリースに先駆け、海外では建物の屋上看板からバス停、そしてバスケットボール試合会場の電光掲示板など、スケートに縁のない人にも目に付く場所に広告が投下されていたようです。ビデオでは25人のパイロット(Aceライダーのこと)が登場し、さまざまなスケートを披露しておられます。
 ここでAceについておさらいしましょう。Ace TrucksはIndyのトラック開発やチーマネとして活躍したジョーイ・ターシェイが2006年に立ち上げたブランド。設立15年という歴史はトラック業界の中では長くはなく、比較的新しいブランド。「使い心地がいい」という評判や、腕のいいパイロット(ライダーのことね)も多く在籍していることで次第にブランドの存在感を高めてきました。歴史も長いIndy、Venture、Thunderという三強トラックブランドに今やAceも加わり「四強」になったとの声も多く聞かれます。
 現行のクラシックモデルも幾度となくマイナーチェンジを経てますが、AF1はサイズ感も新たに、トラックに求められる機能をさらにアップグレードしたものということになります。もともとターン性能に重点を置いて設計されてきたトラックブランドだけに、今回出たAF1もブッシュやピボットに改良が加えられ性能がアップしているようです。同タイミングにリリースされたビデオもタイトルが“Our Turn”ってなワケですよ。これはもちろん「我らAceのターン(性能)」という意味以上に「次は我々の番だ」という、マーケットのリードを虎視眈々と目論む強い意志表示とも解釈できるわけです。
 今回のAF1リリースはAce Trucksというブランドの短い歴史において、最も大きな開発案件だったに違いありません。僕もAce派になってしばらく経つのですが、やはりこういった新しいモノは早くトライしたくてウズウズしております。そして余談ながら、自分的にトラックは「漢は黙ってPolished(本来の銀色のままのヤツ)」がモットー。あのシンプルで無骨な感じがやっぱりイチバンです。普段の仕事でもトラックを乗り回す(完全にトラック違い)僕が言うんから間違いないヨ。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 





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