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 どんなにお気に入りのものであれ、つねに消耗し、やがてその役目を終えて取り替えられてしまうのがスケートギアの悲しき運命。ギアのみならずシャツやシューズ、パンツまで消耗品。つねにピッカピカのコンプリートや身だしなみのスケーターってのは、トッププロもしくはヘビーポーザーくらい。
 そんな消耗品であるはずのスケートギアですが、自分の板にはかれこれ4年間以上も使い続けているものがひとつ。それはレールバー。長年の使用によりだいぶ摩耗していて、新品の頃と比べると薄っぺらくなっているのですが、まだしばらくはいけそう。自分がそこまで愛用するレールバーはちょっと変わり種でして、Tail Devilみたく火打ち石が埋め込まれた、アホ臭くて面白いヤツ。ボードスライドやリップスライドなどの板の腹面を擦るトリックの際、特に夕方から夜間にかけてはわかりやすく火花が散って映えてくれるのです。コンクリートや石のようなゴリゴリの素材が相手だとより効果を発揮してくれます。やはり長年使用しているだけあり、その埋め込まれた火打ち石のいくつかは外れて消えているのですが、まだまだ現役で火花を散らしてくれています。当たりどころがいいと煙も出るほどです。しばらく前にenjoiからリリースされていたのですが、ほんの一瞬だけ売られており、それ以降は店頭でも見ることはなくなりました。そのレールバーの写真にenjoiをメンションする形でストーリーにアップしたところ、驚いたことに中の人から「またリリースするけぇ、待っててクレメンス」ってDMが返ってきたのですが、結局は再販されるどころか、ついにはチームが消滅してしまったのも記憶に新しいところでしょう。
 ネットで国内外のスケートショップを探してもなかなか見つからなかったのですが、3年ほど前に立ち寄ったショップの片隅に、ひっそりと売れ残り続けていたであろうソイツを発見。しかも3セット。僕はそれを買い占め大切に保管してあります。今の調子でいくと1セットあたり4〜5年は使えるわけだ…となると自分がアラフィフになっても使っていられる計算。しめしめ。
 レールバーから火花が散るとかいうかなりニッチなギア。どうやらあのTail DevilからRail Devilsという名前で最近リリースされたようです。しかも火打ち石が「これでもかっ」ってくらい埋め込まれている。仮にこれが今後国内で浸透していくと、自分がトリックをした際に火花が散るっていう光景も物珍しさが薄れてしまい、ちょっと寂しい気もするんですけどね。またいつ供給がストップするかもわからないものなので、見かけたら買い溜めしておこーっと。そんで、70歳ぐらいまで縁石擦って火花散らせてたらかなりアツいよな。しめしめ〜。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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