先日出かけた大阪で、ランチに食べたスパイスカレーが絶賛大ヒット中。各種スパイスがふんだんに感じられ、身体の芯まで浄化された気がしてなりません。実はその時に知ったのは、スパイスカレーの発祥は大阪とされていることです。さらに調べてみると、自由な発想から作られるその手のカレーはいわばニュースクール。クラシックな調理法を重んじるカレー職人らから疎まれることもあるようです(気持ちもわからなくはないのですが…)。発祥の地とあって街中には多くのスパイスカレー屋さんが存在するようですが、大阪ローカルの激推しするお店に入ったのが大正解。遠くに出かけた先では勘を頼りに美味しそうなお店を見つけるのも楽しみのひとつですが、ローカルが案内してくれるお店はやはりどこも間違いありません!
さてその後、自宅に帰ってからも無性にカレーを欲するカラダとなってしまいました。過去に1度行ったきりの近場のカレー屋さんに改めて入ってみたり、新たなお店をディグってみたり。かと思えば市販のルウにあれこれ材料を加え、いかにもなヤツを自炊してはイイ気になってみたりと、人知れず僕のところにカレーブームが再燃しているのであります。大阪で食べたカレーが「野菜カレー」だったのもあり、僕のディグは主に大豆などが原料となる代替肉にまで及んでしまったのはここだけの秘密。肉を食べる量を減らし、野菜を多く摂ることで「そろそろカレー、いや加齢臭にも気をつけ始めようかな…」という取り組みにもマッチするのです。諸外国ではすでにある程度浸透しているこの代替肉を使った食事、日本国内でも少しずつ見かけるようになりました。なんでもマクドナルドも今年全世界で代替肉を使ったメニューを発表するとのことで、今後その普及が見込まれています。
となると、ベジタリアンやヴィーガンにとって使えるお店も増えるということです。僕はそのどちらでもないのですが、外国からやって来る観光客の中には少なからずベジタリアン/ヴィーガンがいるわけです。彼ら向けの食事を用意できるお店はまだ少ないのが現状で、外国人スケーターを案内するにあたりお店選びに頭を悩ませたことも何度かありました。今後その選択肢も増えていけば苦労も減ることでしょう。今はまだ国境を越えた人の行き来が滞り気味ですが、近い将来また自由になる頃には日本も幾分か菜食主義者に優しい外食を楽しめる国となっていることなのでしょう。
スパイスカレーのことから始まり、思ったことをあれこれ書いてみた次第。「アレ? スケートボードの話、ねーじゃねーか!!!」という辛口な批評を頂戴しそうです。そうそう、大阪ではプッシュで日本1周を成し遂げたことで知られるプッシュマンこと前川貴志が自身で切り盛りする料理屋 貴瀬がオープンしたばかり。日本料理店ながらランチ時にはカレー作りにも励んでいた彼の作るカレーも食べれるのだとか。こりゃ〜ナマステ。
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)