昨年ごろから情報が出ていたIndependentのStage 4が発売開始となり、新しいもの好き(古いもの好き?)はうずうずしてるんじゃないでしょうか。2月18日のSkate Shop Dayに合わせてのリリースも、さすが歴としたスケートブランドの心意気を感じます。早速手に入れテストライドに勤しむ友人のデッキを拝借し、僕も乗らせてもらいました。下ろしたての新品トラック…まぁ、わずかばかり乗らせてもらっただけで感想を述べられるほど、単純なものではないのですよね。
現行ではStage 11が最新モデルとなっているので、Stage 4は復刻版ということになります。オリジナルは今から37年前の1986年。ベースプレートのネジ穴が6箇所あるのも時代を感じさせますが、なんだかそそられるものがあります。「Indyのトラック」と聞いて思い浮かぶ現行モデルとはハンガーのフォルムが少々異なり、ややAceのトラックにも似ているというか。そもそもで言うとIndependentから独立して立ち上がったAceのトラックもIndyのStage 4をお手本に作られたらしく、それもそのはずです。
どうしてこの度、1986年というはるか昔のモデルが復刻されたのか…。その理由を見つけ出すことはできなかったのですが、やはり「当時の名モデルであったからであろう」ということは想像に難くありません。「名モデルながら不具合も少なからずあった」とも聞いたことがあるのですが、いかんせん僕の産まれる前の話、実際のことはわかりません。でも当時のフォルムはそのままに、現代の技術で耐久性や諸々の性能はアップデートされているらしい。過去のモデルが高値で取引されてたりもするIndyのトラック。それが改善されてショップで手に入れられるのだから狂喜している方も多いのではないでしょうか。
玄人こそ愛用者の多いIndyのトラック。「『オレはIndyじゃなきゃダメなんだ!』って人も多い」って、僕がスケート始めたての頃に読んでいたハウツー本には紹介されていましたが、それは今なお変わらないようです。ちなみにネットで調べてみると、Indyの評価はなんと星4.8。んなワケのわからん評価などどこ吹く風、"Fuck the Rest"、"Built to Grind"、"#☆X⚡︎︎!!! HOT!"、"Ride the Best"といった強めのフレーズとそれに違わぬブランドカラーが信者の多い所以かと。その評価は自分で乗って感じてみて下さい!
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)