日々頑張る自分へのご褒美に、とあるスケート向けパンツを新しく買いました(自分に甘い)。軽量かつしっかりとした生地、細すぎず太すぎずのシルエット、ストレッチ具合も絶妙、ウエストにゴムが入っている一方でベルトループも付いていたりなど、その作りに一目惚れ。今後のスケートライフを支えてくれるいいお供になりそうです。
普段はDickies、Red Kapなど手頃で無難、そしてちょっと無骨なワークパンツを履くことが多い自分。スケート仕様のパンツなんてゲットするのはいつぶりのことだろう…。思い起こすと、かねてのスケート仲間であるぐんそーにもスケート向けパンツを作ってもらったことがありました。彼は服飾系の学校に通っていたこともあり、その手の作業はお手のもの。生地やそのカラー、ジップやベルトループの仕様、色などの好みを伝えた上で採寸から始まり、完全に僕の身体に合ったオリジナルボディを作ってもらったのもいい思い出。ヘビロテし過ぎてとっくの昔にRIPしてしまいましたが(泣)。
そうそう、そのパンツには当時のLevi'sからリリースされていたスケートラインのデニムからサンプリングした隠しポケットも付けてもらいました。隠しポケット…なんかそそられるんすよねぇ(笑)。遡るのは中学の頃。20年以上前に履いていたぶっといデニムにも、ちょうどくるぶしあたりに、それは見事な隠しポケットが施されていました。また当時のごっついスケートシューズのタンにジッパーが取り付けられ、隠しポケットとしての機能を持ち合わせるモデルなんかもありました。それらは繁華街などで年上のヤンキーによるカツアゲが横行していた当時の時代背景もあるのですが、その被害からお金を守るために隠しポケットはあるのだという友達の教えを信じて疑いませんでした。いまでは、そこらの中高生ヤンキーよりももう少し悪そうな大人たちがあんなモノやこんなモノを隠しておくためのものだと理解しております。
そして今でも、スケートブランドからリリースされるアパレルや小物などに隠しポケットが施されたものって少なからず存在しています。怪しいモノを持ち歩くこともなければ、いつ職質受けても大丈夫な自分なのですが、なんだか大人のヤンチャな遊び心が反映された隠しポケットには惹かれるんですよね。しかし思うのは、僕が中学の時に履いていた例のデニム。Spitfireのモノでしっかり作り込まれていたものだと記憶しているのですが、怪しいスケートショップのセール品で確か4000円ぐらいで買ったのかな。やたら安いのだがアレはニセモノだったのだろうか…。
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)