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ADIDAS SKATEBOARDING /// TYSHAWN II

拝啓ハカセさま
──わざマシン

2025.04.18

 スケートボードに割いている時間は同年代でも比較的長いほうだと自覚しております。ガチスケート、ユルスケート、近所での買い物…ほぼ毎日何かしらの形で板に乗っている生活です。しかし困ったことに、ニュートリックとやらはなかなか増えてくれないもんですねぇ。10代の頃みたく、覚えたてのトリックもサクサクやってくってことがままならない。基礎の確認、出来立てのトリックを定着させるのに時間が過ぎ、次のニュートリックに着手するのもつい遅れがち。おまけに体力も無尽蔵ではなくなりました。10代の頃に感じた、滑れば滑るだけ上に向かっているという感覚。いつの間にか、滑っても滑っても上と差が開いていく一方じゃねーか。30代も後半戦を突き進むスケーターの嘆きであります。あぁ、トリックを簡単に覚えさせてくれるマシンがあれば欲しい。やりたいトリックならまだいくらでもあるのです。
 なんてこと考えてたつい先日、まるで同じタイミングで「誰かわざマシンくれ」とボヤくストーリーを発見。その投稿主はハカセこと小林俊太。まさに自分と同世代のスケーターのひとりです。原宿のムラサキスポーツやMortarでのカリスマ店員を経て地元長野県でスタートさせたCanolaというスケートショップは5周年を迎えたばかり(開業日が4.11なのがおじさんたちにとってニヤリポイント)。なによりも普段からよく滑っていてスケートも達者…ということはすでにご存知の方も多いことでしょう。多くの知識や情報をショップのアカウントから発信し、「なるほど、そうだったのね!」と勉強になることが多い。また購入が難しいスニーカーの発売の際には、スケーターならではのお題を課して購入できるようにするという工夫を取り入れてる点も、側から見ていて面白い。言うまでもなくそこで転売ヤーを排除し、ちゃんと履きたいスケーターの手に渡るための工夫ですね。「スケーターファースト」という概念があるとすれば、まさにそれを地で行くショップだと思います。かく言う自分はまだ行ったことがない(汗)。
 そんなCanolaのハカセとの記憶に残るワンシーンがあります。自分と同じバイト先にいた女子から「地元が同じでこっちで滑ってるハカセって同級生がいるんだけど…」は度々聞かされてました。僕もまだ上京して長くない頃で、その「ハカセ」とやらは最初知らなかったのですが、スケートしていりゃいつの間にかお互い知った顔に。顔と名前が一致したところで改めてその女子に聞いてみたところやはりあの「ハカセ」でした。ようやく点と点が繋がった、ビンゴ! っていう会話をしてる最中に、ドンピシャのタイミングでお店にやってきたお客さまがあのハカセ。店内に他のお客様もいるにもかかわらず、爆笑を堪えることができませんでした。Canolaが爆繁盛してわざマシン買えるといいですね、ハカセさん。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 



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